2016年1月5日火曜日

Sigma 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM レビュー



もともと小型ミラーレスだけで満足したカメラライフを送っていたけど、友人が持っていたこのレンズに魅了されて、このレンズが使えるちゃんとした一眼レフ(K5Ⅱs)を買おうと決心させられた、いわくつきのレンズだ。

このレンズはAPSCの中では最も広角であり、とにかく有り得ないほど広い範囲が写る。だから、これまで見たことも無いような、人がアッと驚くような写真を撮ることが出来る。
それも、比較的簡単に、である。
(いや、嘘。ちょっとしたコツはあるです(笑))


Sigma 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM

まず、このカメラを買って撮らなければならないのは、空だ。

見よ、このパースペクティブ!
人に細かいことを言わせない、圧倒的な迫力を提示するのだった。こんなレンズ、ちょっと無いですよね。



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とりあえず、上手く空を写すことが出来れば、広角を持っていないカメラ友達を黙らせることが出来るのだが(笑)、これだけではマンネリになる。

もう少し旅行写真として使うとどうなるかというと、下のような写真になろうか。
こんなどっしりとした会津城も良いですね。



では、作品の為のレンズとしてどうかというと、これも結構目を引く構図が(工夫次第では)作れると思う。
例えば、以下の作品はとあるフォトコンで佳作になったものだけど、やり方次第ではあまり見たことが無い構図になる。



紅葉も画面いっぱいに流れるような構図。キレイな発色。



このレンズの短所は、というと、PLフィルターが付けられないことだろう。こいつはすごい出目金レンズになっているのでとにかく物理的に無理なのだ。それでじゃあ、このレンズはダメかというとそうでもない。
空はPL無しでも結構きれいに写るからだ。
でも、付けられたらもっと素晴らしい空に写るのになあ、と思わなくもない。
まあ、プラスマイナスゼロ、ということで。

もう一つの短所は、回折ボケがはなはだしいこと。
もう少ししたらおまけで 「絞りと解像度の考察」 でも書こうかと思うけど、絞りを絞ってF値を大きくしていくと、解像度が極端に悪くなるのだ。
通常、広角レンズではパンフォーカスが欲しいので、F値が大きいところの画質の劣化は痛い。


とまあ、これは極端なレンズだけに短所もないわけではないけれど、これ1本あると、こりゃすげえ、という写真がゲットできるのは保障される。


最後に、これをポートレートレンズとして使うとどうなるか、見てみましょう。
広角レンズをポートレートレンズとして使う時の基本は、必ずモデルを真ん中で写しましょう。端で撮ると必ずひずんで変に写ることになる。
またこれを、ポートレートレンズとして使うメリットは、脚が長く見えること。
どうですこの、モデル1号の足の長さよ。(笑)


ただし、正直言うと、最近このレンズの出番は少ないというか、お留守番レンズの筆頭になっている。どうしてもやや重くて(545g)かさばるから、車で旅行しない限り、お出かけレンズトップ3には入ってこないのだ。

本気で出番の多い広角を求めている人は、何気に単焦点でコンパクトなHD PENTAX-DA 15mm F4 AL Limitedなんてのが使い勝手良いのではないかと思う。HD PENTAX-DA 15mm F4 AL Limitedは、極端な写りはしないものの、安定感のある描写力を誇る広角レンズである。
まあ、この辺はそれぞれの好みが分かれるところなんですけどね。

ただし、一度はこういうレンズを所有して、その圧倒的迫力に魅了される経験はあって良いだろう。

ところで、このレンズを買ったら、「パースペクティブ」という「強い遠近感」を意味する言葉は知っておくと良いです。カメラ友達にこのレンズで写した写真を自慢する時に使えます。
って、僕ってどれだけミーハーなんだよ、というのが分かる雑談でした(笑)。





おまけ (このレンズの最適な絞りとは?)
「絞りと解像度の考察」 


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ちなみに、ランキングでの題名は、「どうして、ペンタのレンズは凄い写真が撮れるのか?」です。
「ホンマか?」という突込みは、どうかひとつ・・・・
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