2017年9月18日月曜日

ペンタックスの神レンズ FAリミテッドで写す夕暮れに浮かび上がる白川郷

ペンタックスでしか使えないこの神レンズと言われるFAリミテッドシリーズ。これを使わなければペンタックスを持っている意味がない、と僕は常々断言してますが、今回は夕暮れの白川郷をこのFAリミテッドで撮ってみました。
HD PENTAX-D FA 24-70mm F2.8 ED SDM WRは風景写真というどちらかというと漠然とした風景を美しく水準以上に撮るのに適していますが、同じ風景でもFAリミテッドレンズならば対象となる建物とかアイコンを浮かび上がらせることができます。
特に空気感。撮った時の白川郷の夕暮れ時の匂いをお伝えできてればうれしいのですが。
smc PENTAX-FA 31mm F1.8 AL Limited
 この写真、青さが残るかなり暗い夕暮れを逆光で撮り、その中で合掌造りを浮かび上がらせる試みなので、結構難しい露出に挑戦したものです。
一旦smc PENTAX-FA 77mm F1.8 Limitedに換装してみます。
中望遠なので、合掌造りにフォーカスすると浮かび上がるような絵造りになりますね。


下はあえて絞り開放にて右の家に焦点を合わせているので、あまり距離が変わらなくても左側はなだらかなボケになっており、ふわっとした立体感が出ています。


次は、同じ場所でsmc PENTAX-FA 31mm F1.8 AL Limitedに再換装して同じような景色を撮ってみましょう。絞りは同じく開放にして右側の家にピントを合わせています。これはこれで、じんわりとした味が出ています。このレンズのすごいところが、これだけの広角でやや遠距離をを撮っていながらボケ味を出せているところです。左側の家や木はなだらかにボケています。
この風景、通常ならば絞ってパンフォーカスで撮るべき場面ですが、このレンズならばこういう撮り方もあるなあ、という撮例です。

かなり暗い夕暮れですが、空に残る青さを出した露出としています。

下の写真はF値16まで絞ってパンフォーカス気味にしたもの。手前側の稲にもピントがきています。
しかし、31mmレンズでの限界シャッタースピード(1/30秒)でも手持ち撮影で全くぶれていないK-1はすごい。

これらの写真のように、暗くなってしまった夕暮れに建物を写しながら空もきれいに撮る露出はなにげに難しいです。
やってみていただけると、
「ふむ、なるほど確かに。」
と納得していただけるのではないかと思います。
下は明善寺の県重文 鐘楼門です。

こうして、やっとこさ到着した白川郷の日は暮れていきます。

泊まったところ
今回はせっかくなので合掌造りのお宿 十右ェ門 に宿泊しました。
下の写真が十右ェ門さん。
こんな世界遺産の一部に泊まれるなんて、貴重な体験になりますね。
囲炉裏のある居間での食事では、おばあちゃんが三味線で接待してくれます。なかなか味のあるすごい演出です。
 こちらの料理がまた、滋味深い素晴らしいもの。素材が良いんだよなあ。

            
                 

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